きのうは、たった夢だった。 平成29年8月10日

片思いの女の子がいる。年下で可憐で優しくて色白で、スタイルも頭も良さそうな人だ。

真面目な人が好きな俺は、彼女にハマってしまった。

最初の彼女の印象とは全く違う。

人だから好きになったのかな。

何か月前は、告白するつもりだったが、彼女がそれを気づけたのか

約束の1時間前に連絡が来て「きょうは、〇〇のせいで無理です。ごめんなさい。今度会いましょうね」と

ちょっとあっけないメールをもらったこともある。

一気に振られたとは言えないほど…

まぁまぁそうだろうと思った。

その後の連絡は、何か月にかけて１回ぐらいで、その連絡というのも俺の事情に明るい友達のおかげで

グループチャットで話しただけだ。もちろん、出会ったことは全然無し。

彼女は出会った時から彼氏がいて、付き合いたかったのに告るできなかった。

いや、告白して俺たちの関係が壊れ、二度と会えなくなるのが怖かった。

そう。俺はビビりだった。

きのう、出会った彼女は相変わらず可愛かったが、ちょっと大人の感じもあった。

忘れたと思ったのに、一瞬で火が付いた。

未だに、彼女のことが好きだと自覚した。

それでも告白できなかった。

薬指のペアリングが無かったから、もうしかしてお別れしたのかと思ったが、全く違った。

その時の彼氏と付き合っている。

あくびする彼女のために、急いでバスに乗った。時間が経ってしまう。

これ生々しいな彼女だけど、もうこの夢なんて目を覚まって何もなくなると思った。

彼女に「にいちゃん、なんで連絡しなかった？」と言われて

素直になれなくて本音を隠してバカバカしいな言葉を言ってしまう。

「君が好きだから！でも、君には彼氏がいるじゃん」と言えなかった。

彼女との物理的な距離がとても近くなって彼女の体に腕が触（ふ）れてた。

そういえば、俺たちが３人、４人になったとき彼女の前で「彼氏」のことをよく聞く。

歯が浮くようなセリフで、カマかけたのでもう俺が片想いをしているってわかったかな。

そのセリフが俺のじゃない、仲良しのPさんのだったけど「彼女は圏外」と何度も言ったし。

そんな気味が全然なかったので「彼女が気づいた」と思ってしまう。

だから、なんで連絡しなかったんですか？と言われても。

３０歳で結婚するつもりだって。 運勢（うんせい）を信じる彼女だから・・・。そうなるかもしれないが、

そこまで待ってるつもりかと。「結婚まで待ってて結婚しろ！」とイタズラしたPさん。

もうどうでもいい話だ。付き合いたいと思っても…ちょっと少しだけ甘い夢だったと思う。

それでも会いたいなーー。